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2012年2月11日土曜日

[英⇒日]The Web Application Hacker's Handbook: Discovering and Exploiting Security Flaws

(Kindle版あり )

1118026470 978-1118026472 2

高評価のセキュリティ本が完全に更新されて、新版となって帰ってくる
Webアプリケーションは、大半の組織の正面玄関であり、これを露出させることは、個人情報の漏洩、不正な処理の実行、あるいは一般ユーザーへの侵害、といった攻撃につながる。この実用的な本は、完全な更新と改訂がなされ、進化し続けるWebアプリケーションを狙った攻撃とその防御の最新手法を、ステップバイステップで解説していく。初版以降に登場したWebアプリケーションにおける新採用の様々な技術にもお目にかかれるだろう。新たに開発された攻撃手法、特にクライアント側に関連するものも調査している。
  • 以前の版以降に登場した、Webアプリケーションを攻撃から守ることを目指した新技術や新技法を出し抜く方法を明らかに
  • 新たなリモート処理フレームワーク、HTML5、クロスドメインの統合技術、UI偽装、framebusting、HTTPパラメータの汚染、ハイブリッドファイル攻撃、なども解説
  • 著者が主催する共用Webサイトでは、説明される攻撃を読者が試してみることができ、各章の終わりに提起されている質問への回答を配ったり、さらに手法の要約やタスクのチェックリストも掲載されている
近年物事が急速に移り変わるWebアプリケーションセキュリティの分野に焦点を当て、本書は、探査、攻撃利用、Webアプリケーションのセキュリティ上の欠陥の防止、といった重要なトピックに関する最新のリソースだ。

カスタマーレビュー

 (※以降第1版のレビュー)
★★★★★ あなたが知っておくべきすべてのこと 2008年1月16日
By Jeff Pike (Mechanicsville, VA United States)
これは、少なくとも過去一年で書かれた中で、最も重要なITセキュリティのタイトルだ。なぜ?カスタムWebアプリケーションでは、聞き及ぶ既知の脆弱性の すべての組み合わせに対する、悪用の機会より多くを与えてしまう。この本は、様々なサブジェクトへの専門治療を施してくれる。727ページのボリュームな がら、記述は非常に明確で簡潔であることがわかる。不手際も最小限だ。すべてが明確に説明されているが、これは初心者の本ではない。著者は、あなたが HTML、JavaScriptなどを読み取ることができることを前提としている..普通は、このような本でが、いくつかの章は本当に良く、いくつかのま あまあの章があるといったところだが、そのケースは本書には当てはまらない。この本の3-18章を通して、すべてが堅固だ。もう一つの大きなプラスとし て、この本のツールは無料だ。

最初の数章では、文脈や背景情報を提示している。第3章は、Webアプリケーション技術に関する章で、特に有用な背景情報を与えてくれる。次からの666ページはすべて、アプリケーションの攻撃についてのものだ。

次の5つの章では、アプリケーション機能のマッピング、クライアント·サイドのコントロール、認証、セッション、およびアクセス·コントロールを扱ってい る。範囲は網羅的だ。私はこれらのトピックに馴染みがないわけでもないが、それぞれの章で、かなりのことを学べた。到達範囲の深さは驚くべきものだ。

次の6章は、本書の心臓部だ。インジェクション、パストラバーサル、アプリケーション·ロジック、XSSと関連攻撃、自動攻撃、情報漏洩を扱っている。 SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングのようなお馴染みの攻撃法だけでなく、今までほとんど聞いたこともないような攻撃にも、完全な対処 法を見つけられるだろう。危険性は現実的であり、これらの章は必読だ。

続く最後の4つの章では、コンパイルされたアプリケーション、アプリケーションアーキテクチャ、Webサーバー、およびソースコードへの攻撃を扱っている。 最後の2つの章は、クイックリファレンスとしていっそう有用だ。本全体を通して扱われるツールの概要が提示され、攻撃の方法論といったそれぞれの技術を攻 撃に利用するため方法も、本全体を通して論じられている。

情報の妥当性と価値に基づけば、この本が5点を獲るのは容易いだろう。


★★★★★ 開発者とセキュリティのプロの両方の優れたリソース
By Seth Fogie

まず余談として - このレビューは、幾レベルかバイアスされていることを白状し、認めておこう。一般公開されているWebアプリケーションセキュリティのコミュニティは小さ いので、出版物やプレゼンテーションは、フィールド内の他の注目を引くし、会話/レビュー/ブログコメントも頻繁に起こるだろう。なぜこのような言及を? ええと、Dafyddは彼のブログで、 XSS Attacksの レビューをしていた。私が、この分野における他のはるかにビッグなプレーヤーとともに共著した本だ。私もBurpには少なからず敬意を持っているし、 Dafyddが書いたプログラムは、ウェブアプリの重要な書籍のほとんどすべてで強調表示されている。だから、私が著者と無関係だと言ったら、誤解を招く だろう - 控えめに言ってもね。

さて、この本についてだが - 買うしかない、失望することはまずないだろう。私はこの本を読み通して(いくつかのおなじみの章はざっと目を通しただけだが)、フルタイムのWebアプリ ケーションの侵入テスターが、いかに多くのことを知っている必要があるのかという事実に圧倒された - こういったことはすべて、この本ではあの手この手で言及されている。実際、他の本で競争できるものがあるとは考えられない...

この分野に慣れていない人でも、またセキュリティの専門家や、あるいはWeb開発者でも、この本の釣り糸をたぐらずにはいられないだろう。セキュアなWeb アプリケーションの開発における、さまざまな側面の例証と実証も良い出来だ。経験豊かな多くの専門家には、あなたの記憶をリフレッシュさせて、忘れてし まったトリックやテクニックを思いおこすためのリソースとしてこの本が機能することは間違いない。この目的で役に立ってくれることは、すでに私で確認済み だ...

それでは、この本のさらに詳細を、どのへんから紹介していきましょう?個人的に、私は第20章から読み始めました - Webアプリケーションハッカーの方法論の章です。ここを読むことで、生活のかなりの部分をWebアプリの分解に費やしている著者の思考を覗きこむことに なるだろう。また、本書がこのようなレイアウトになっている理由も理解できるだろう - 単に、攻撃/侵入テストが行​​われる手順の並びという理由ではあるが。すべてを詳細に理解することは期待せず、再読するものとしよう。ただし、この本 が、興味深く読めるもので、すぐに実用的なコーディング/攻撃テクニックに切り変わってくるだろうという感覚はすぐに得られるはずだ。

この本は、いくつかの大きな部分に分かれている。最初のセクションは、用語、概念、実行環境などに順応するためのもので、本の残りの部分の基礎となるもの だ。ここには、サーバテクノロジに関する主要な各セクションの概観も含まれ、Webアプリケーションの機能はどのようなものか、そしてあなたが攻撃にさら される露出部の概要を説明しています。

次のセクションでは、攻撃者の観点から、後の分析のためにアプリケーションをマッピングするさまざまな方法を例証しながら、Webアプリケーションを見てい く。あなたがWeb開発者であれば、説明されるテクニックのひとつまたは複数は、サイト上に格納されている情報に少なからず懸念をもたらすものだというこ とを知る機会になるだろう - あなたのWeb​​サーバー上のものが安全だなんて思い込むことはもうできなくなるだろう。

​ ​この大きなセクションは、本書の中でも特に楽しいことが見つかる場所だ。基本的に、著者らは、次のWebアプリケーション攻撃を段階を追いながら実演し ていく - 認証、セッション管理、アクセス制御、コードインジェクション、Webサーバのバグ、ロジックエラー、そしてコンパイルされたアプリケーションのリバース エンジニアリング。各セクションでは、Webアプリケーションハッカーが(良くも悪くも)目標を達成するために使用する、攻撃経路とテクニックのほとんど すべてを、深く、包括的に把握できるだろう。

この本の素晴らしい点の一つは、理論だけにはとどまらないところです。問題を説明する実用的な先の尖った実例が含まれていて、しかし、目的のないソースコー ドで何ページもつかってスペースを埋めるだとかして、読者の時間を無駄にするようなことはない。736ページにわたって、この本には、埋め物の入り込む余 地はない。

攻 撃利用の例に加えて、著者らはまた、必要とされる `防護"の側面もとりあげ、Web開発者が、特定の攻撃に対して、どのようにアプリケーションを強化したらよいのかといったことを理解できるようにしてい る。私の経験では、Webアプリケーションを保護する方法を知ることは、多くの場合それを破る方法を知るより困難だ - だから、本書のこの部分を見ると、著者の洞察力の指標にできるだろう。

私が細心の注意を払った3つのセクションがある - 対象が私の仕事に関わるものだというのも理由の一つではあるが、提示されるコンセプトを私が気に入ったからでもある。ひとつめは11章、アプリケーショ ン·ロジックの攻撃を扱う章だ。この章では、著者らは、Function - Assumption - Attackプロセスを用いて、問題とその攻撃利用の方法を浮かび上がらせる。論理エラーは100%ヒューマンエラーに基づくものなので、良い例なしに分 類したり説明することは非常に困難だ。だから、他の人がどのように失敗したのか、攻撃がどのような障害をもたらしたのか、といったことを確認することに なったのだが、まるで物語のように読めた。

次のセクションは、第12章 - 他のユーザーへの攻撃だ。このセクションでは、XSS、XSRF、などの主題に跳び込んでいく - 全体を通して、私のXSS攻撃に関する著作と同様に、楽しめるものだった。

そして最後に、だが軽んじてはならないのは、しばしば見過ごされているWebアプリケーションのセキュリティの一側面を論じていることで、私が本当に気に 入っている - クライアントサイドの `シック·クライアント"でのリバースエンジニアリングだ。これが、Flash、Java、ActiveX、またはC + +のいずれでコード化されたプログラムだったとしても、クライアント側のコードをリバースエンジニアリングして、Webベースのアプリケーションに予期し ないコンテンツを挿入することが可能になってしまう。だから、この攻撃ベクトルを提示した著者には、称賛を送りたい。

それでは、本に何か問題はあるだろうか?まあ、厚いという事実を除いて - ない。この本はそこにある攻撃のほとんどすべてを理解するための優れた方法であり、あらゆるWeb開発者/セキュリティの専門家にとって貴重なリソースと なるだろう。主題に関するより具体的な詳細を知りたい場合は、その資料はさまざまな場所で見つかります - Cross Site Scripting Attacks: XSS Exploits and Defense, The Database Hacker's Handbook: Defending Database Servers, and Exploiting Online Games: Cheating Massively Distributed Systems (Addison-Wesley Software Security Series) が例です。

以上をまとめてみよう。The Web Application Hackers Handbookは、投資の価値がある、買いに行こう。



 ★★★★★ 初心者向けにも経験者向けとしても傑出している
By  R. Wesley McGrew
たとえ文字をお読みになる前であっても、"The Web Application Hacker's Handbook: Discovering and Exploiting Security Flaws"は、二つの理由からあなたの関心を惹くはずだ。第一点は、タイトルとカバーアートで、 Webセキュリティにおいて対をなす"The Shellcoder's Handbook"のWiley社によるものだ。私はすでに肯定的な評価を与えている第二の理由は、本が到着するまで私は気づいていなかったのだが、著者 のひとり、Dafydd Stuttardは、Burp Suiteという、Webアプリケーションの探索と攻撃利用のための、優れたツールの作者であるということだ。私はそのプロキシ機能を頻繁に使用してい て、そしてその唯一の理由が、ラップトップにJava VMをインストールしているからだということを、よく人に言っている。私は、そのような偉大なツールのセットの作成者によるWebアプリケーションのセ キュリティを読めることに非常に興奮し、そしてそれは私を失望させることはなかった。

私は、Webアプリケーションの攻撃に焦点を当てた他の本を読んでいないので、比較するものがないことは白状しておこう。とはいえ、私が言えることは、この 本は、アプリケーションのマッピングから攻撃利用まで、完全に徹底的にトピックを網羅しているということだ。数々の一般的な攻撃が扱われているが(例え ば、クロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションなど)、本書の真の価値は、脆弱性を見つけるプロセスを教えてくれるところだ。これで武装すれ ば、あなたが探す、アプリケーションに固有の論理エラーを伴う問題を、より効果的に発見することができるだろう。この本は最初から最後までとてもよくでき ていて、それぞれの章では、作者がまとめたWebアプリケーションをハッカーの方法論を、それぞれまったく異なる手順で構築していく​​。

扱うトピックは、メーリングリスト上でアプリケーションの日報に開示されるような脆弱性の大部分を包含している。特定の攻撃のための章立てというよりむし ろ、著者らが収集したもの有意なカテゴリごとに分けて、関連するコンテンツと一緒に提示している。たとえば、SQLインジェクションおよびremote- file-inclusionは、 "Injecting Code"の章に配置されている。同様に、クロスサイトスクリプティング攻撃、セッション固定、リクエスト·フォージェリは、 "他のユーザーへの攻撃"の章が扱っている。はじめのほうにある"Webアプリケーションの技術"の章には入門資料があるが、しかしこの本を手に取るので あれば、Webアプリケーションの仕事や、開発者の観点、または攻撃の基礎への理解、のどれかに多少なりとも馴染みがあるほうが望ましいだろう。各章の終 わりにある質問は、読者が各章の本質を理解しているかをテストするようにデザインされており、私は、少なくともそれを読んで、いくつか考えを得られるくら いには役に立ったと考えています。Webセキュリティの入門者の方ならおそらく、それぞれの質問が焦点を当てるものから、多くの価値を得られるだろう。

このような大規模な本において、明らかなエラーに出会わなかったというのは、非常にうれしい驚きだ。本のためのウェブサイトは非常に完全で、各章の終わりの 質問すべてに対する答え、ある章で開発したツールのソースコード、文中で説明されるツールのリスト、および最後の章で説明する方法論のチェックリスト、と いったものが掲載されている。あなたがWebアプリケーションのセキュリティに関心を持っているのであれば、この本を手に取ることを強くおすすめしたい。 とりわけアプリケーションの脆弱性の監査に興味があるのであればなおさらだ。さらに、Webアプリケーションの開発者にとっても、この本にはたくさんのメ リットがあるだろう。あなたのアプリケーションに対する攻撃がどのように行われるかを知っておくのは重要で、本書には各攻撃の軽減策が記載されている。

私はこの本を楽しめたし、載っているテクニックが有用だと分かったので、手法を活用することも計画している。
 
 

2012年1月24日火曜日

[英⇒日]A Guide to Kernel Exploitation: Attacking the Core




1597494860 978-1597494861 September 15, 2010 1


ユーザランドのエクスプロイテーションに対しては、数多くのセキュリティ対策がとられるようになっている。そのため、カーネルエクスプロイテーションは、エクスプロイト作成者や攻撃者の間に、急激に浸透しつつある。オ ペレーティングシステムの心臓部でプレーするゲームは危険をみちびく:この本は、信頼性があり効果的なカーネルレベルのエクスプロイトの開発に必要な、手 法の理論面およびアプローチをカバーしており、さまざまなオペレーティングシステムに応用している(LinuxやSolaris、Mac OS X、およびWindows)。カーネルのエクスプロイトには、芸術と科学の両方が要求される。それぞれOSには癖があり、各エクスプロイトはそのターゲットをうまく利用できるように成形をくわえる必要がある。本書が論じるのは、最もポピュラーなOSファミリ - UNIX派生物、Mac OS X、およびWindowsベース - であり、そしてそれらを完全に制御する方法だ。コンセプトと戦術が分類的に提示されているのは、特に詳細なエクスプロイトにパッチを適用するようなときのためで、あなたが基本的な情報を読めば、より新しい、より巧妙な攻撃や、あるいはより具体的な設計と防御構造を書いていくときに役立つだろう。
  • 広範囲のオペレーティングシステムファミリをカバーしています - UNIX派生、Mac OS X、Windows。
  • 一般的なメモリ破壊(スタックオーバーフロー、ヒープオーバーフローなど)の問題や、論理的なバグや競合状態といった一般的なシナリオを詳術している
  • 読者を、ユーザランドの搾取からカーネルランド(OS)搾取/攻撃の世界へ導き、巧い技術の創出につながるステップに特に焦点を当て、読者に小手先以上の何かをつかんでもらうことを目的としている 


カスタマーレビュー

★★★★★  読みやすく、有益で、簡潔、ただし注意点が2    2010104
 By  DDDDDDD (USA)
同僚は私に、この本を見せてくれた(フルに全体をね:彼はレビュアーなんです) - 彼のOS IIクラスの生徒にもそれを購入させているそうだ(学期の真ん中の割り当て!)一週間前 - 印刷されたてほやほやが届きました。私はコピーを2つとった。ひとつはオフィス用、そしてもう1つはバスで読むため。  

3
本の指に入る脆弱性の技術書の一つで、もし私が荒廃した、ネットワーク化された、電気のとおった孤島に行くことがあったら持っていくだろう。パート1:カーネルランド(イントロと解説)への旅は、私が今まで見た中で最も簡潔明確なイントロの一つだ。講義用のドキュメントとして配布してもらえたらいいのに。Windowsに関するセクションは現行のもので、上手く書かれている。また、32および64ビットにおけるアーキテクチャとアプローチの違いが強調されている(Eilamの本は悲しいかなそうではない、とても良いんだけどね) - そのためこの本は最新だといえる。私はUnixのセクションにはアップデートが必要だと思った。とはいえ、私の同僚によると、エクスプロイトのいくつかは2006/2007でも可能で、ただしカーネルの変更にともない、いくつかのAPIなどは利用できなかったりするとのこと。このへんはアップデートが必要だろう。Macのセクションについては、専門外なのでコメントはできない。  
利用可能なウェブサイトと有用な例:[...]  要望リスト:  

1)
やむを得ないタイポもいくつかある、確認を: p.10: MAC はセキュリティの文脈では Media Access Control ではなく、 Mandatory Access Controlだろう 
2
)ハイパーバイザと仮想化に関するセクションを拡大してくれたら本当に本当にありがたい(最後にはミニエピローグもある)- 楽しめるものになるに違いない  
3
Linuxのケーススタディは、きちんとしている - 次のバージョンにおいては、WindowsStuxnetの手口を行ってほしい。そこにはカーネルのルートの興味深い攻撃経路のすべての種類が追加されているからだ  
この本を購入しても後悔することはないだろう - それは明白なことで、中級者にも読みやすいガイドを作り、専門家の読者にも教科書のお供として何倍も役立てられるようにとする、著者らの多大な努力を高く評価したい。  

Daniel Bilar 
CS Department 
UNO

 
★★★★★  カーネルエクスプロイテーションに関する優れた書籍   20101019
By  Blake Self
 私は、この本が有益であるという期待をもち、カーネルエクスプロイテーションについての知見を喚起してくれそうだったので購入した - 私が失望することはなかった。いくつかの些細な誤植はさておき、私の評価では、この本は私が読んだエクスプロイテーションに関する書籍の中で、最もよく書かれた本の一つだ。仲間の学生や教授にも何度かそれを推奨している(私はコンピュータサイエンスの大学院生です)。カーネルの開発に興味を持っているのなら何方であれ、この本を強くお勧めする。私の考えでは、この本は現在、カーネルエクスプロイトにおいて、Phrack64 file 6以降で最良の情報源だ。

 
★★★★★   カーネルハッカーのための新たなバイブル   20101230
By  Ari Elias Bachrach (Philadelphia PA)
私は、カーネルのエクスプロイトを取り扱う多数の著作を読んできた。最も基本的なレベルのものだ。 - バッファを埋め、スタックポインタを上書きし、NOPスレッドを使用してコードを挿入する、といったものを。私は、この本がもたらす深さと幅広さに近づこうとすると、何も考えられなくなる。技術書の出だしというのは、実践から始まることはほとんどど無い - まずは理論だ。本の最初の部分は、カーネルの説明を扱う。カーネルエクスプロイトの様々なタイプを記述し、そしてカーネルの脆弱性に影響を与えうるアーキテクチャオプションについて長い考察をしている。本の2章は、実践的になる。 ここでは、OS3つの主要分野を深くカバーしている - WindowsMac、およびUnixだ。各カーネルが考察されており、その"特異性を解析し、ツールのおすすめもあり、デバッグも説明され、さらにカーネルエクスプロイトの以前からの多くの実例もあげられている。リモートエクスプロイテーションについての章もあり、そして本書は、現実世界のあらゆる実例と結び付くような素晴らしいケーススタディで締めくくられる。本書はすぐに、すべてのカーネルハッカーの書棚の必需品となるだろう。参照資料としても教育ガイドとしても。  
本の技術的なレベルについてざっと書いておこう - Cを知っていて、カーネルがどのように機能するかについていくらか理解していて、そしてアセンブリについて少なくとも通り一遍の知識があることを前提としています。書中にはたくさんのコードがあり、親切なことに書籍のウェブサイトattackingthecore.comにそのすべてがおいてある。




2012年1月7日土曜日

[英⇒日]Defense against the Black Arts: How Hackers Do What They Do and How to Protect against It



1439821194 978-1439821190 2011年9月7日


技術の発展にともない、コンピュータハッカーはますます巧妙化して、極めて侵入困難なシステムにすら忍び込めるほどに技能を高めている。システムを保護する最良の方法は、ハッカーが使用するツールを理解し、それをかいくぐる方法を知ることだ。Defense against the Black Arts: How Hackers Do What They Do and How to Protect against Itでは、さまざまなシステムへの侵入に使用されるテクニックについて、主人公に実地練習させていく 。具体的な例を挙げてハッカーの方法論を公開しながら、 Defense against the Black Arts では、ヤツらのナワバリにおいてコンピュータの捕食者の裏をかく方法をご覧に入れよう。数々の出来事の中で、あなたが学べるのは:
  • ユーザ名またはパスワードがなくても、Windowsオペレーティングシステムにもぐりこむ方法
  • パスワードに関連する脆弱性と、ハッカーの手からどのようにそれらを守るのか
  • ハッカーは、いかにしてコンピュータフォレンジック検査官の技術を駆使し、個人や企業に混乱をもたらすのか
  • 自身のIPアドレスを隠して、検出を避ける
  • Webページあるいはアプリケーションへデータを送り込んだり取り出したりし、極悪な目的のための操作をほどこす
  • インターネット上で、実質的にあらゆるものを見つける方法
  • ハッカーが攻撃を目論むターゲットを調査する方法
  • ネットワークを防御する側が、回線を通過するトラフィックを集めて、侵入を特定する方法
  • パッチを適用していないか、または不十分なセキュリティ対策しか施していないシステムに対して、Metasploitを使用して弱点を攻撃する
本書では様々な攻撃ツールを比較分析し、Facebookなどのサイトがいかにしてソーシャルネットワーキング攻撃の指揮に使用されるのかについても調査している。ま た、取り上げているテクニックは、ハッカーによって最適化され、Windows 7、Windows Vista、およびMac OS Xといった、最近のオペレーティングシステムへの攻撃にも応用されている。著者は、ハッカーが利用する数々のテクニックを探求しており、それは物理的なア クセス、ネットワークアクセス、およびワイヤレスの経路にも及ぶ。本書は実用的なマニュアルであり、スクリーンショットを用いて手順を明示したり、ステップバイステップで実例を示すほか、身近な例を挙げながら理解をしやすくしている。内側の視点から、ハッカーの秘密をお見せしよう。


★★★★★Computer Anti-Forensics and Forensics 101 2011年9月19日
By William D. Gerns Jr. "icchief" (PA)

Jesse Varsaloneによる本書は、場外ホームラン級の一冊といえる。ジェシーは、長年の指導経験によって深い知識と経験を倍増させ、執筆に取り掛かった。
彼は、コンピュータフォレンジック/ハッカーの初心者を、脆弱性のボルトとナットを介しながら導いていく。勢いよく登場すると、個別の脆弱性を使ってハッカーが何をできるのか最初の3ページで実演し、本の残りの部分にわたってペースを保つ。彼は常に、脆弱性を実際に悪用する方法と、止めたりを探し当てるために何を行えばよいのかを実演します。
ジェシーは、ベテランのCFプロでインストラクターであり、本書が筋の通ったステップバイステップ方式で書かれたのは、当然といえよう。私が着目した点としては、安全かつ合法的にテストを行う"方法とその理由"という、新規参入者にきわめて関連が深く重要なテクニックをカバーする解説がなされている点だ。これらはまた、良いリマインダとしても機能し、ハッキングや侵入テストに手を出すかもしれない人々にも役立つだろう。

目次を読むと、まるで大学の、アンチフォレンジックやコンピュータセキュリティのクラスのシラバスのようだ。本書は、Windowsのエクスプロイトの基礎とそれらを防ぐ方法に始まり、研究室の演習のように各自が攻撃するステップを経て、そして防御的なツールへと進む。この料理本の、実験室型のプレゼンテーションで、読者は攻撃を見たり実行したりしながら、防御を理解していける。手順に従っていけば、、文字通り、読者自身でテストをセットアップできるようになる。
400ページジャスト、その巨大な10ポンドはしかし知識の墓標ではない、というと及び腰になるが、the Black Arts of computer hacking and anti-forensicsは読みやすく、取り組みやすいガイドに仕上がっている。

この本は、基本的なアンチフォレンジック、またはコンピュータセキュリティの入門コース用の、大学テキストとしても役立つであろう。最新の、CFに関連性の高い概論と演習が収録されており、これはコンピュータセキュリティやコンピュータフォレンジック技術の基礎にもなる。これはまた、最適化、検出、阻止といった、より一般的なエクスプロイトのリファレンスとしても便利につかえるだろう。

最新でタイムリーだと感じたその内容では、最新技術に関する考察にあわせて、古典的なハックが今も妥当性のあるものだと考察している。コンテンツはタイトで、余分なケバはなく、拾い読みもよし、あるいは表紙から背表紙までページごとに追っていく読み方もよいだろう。


★★★★Really good reference for someone experienced in the topic who wants to improve their skills  2011年 12月21日
By "Author of 'Computer Security: 20 Things Every Employee Should Know'"

タイトルによって判断すべきではない書籍というのはこれまでにもあったが、Defense against the Black Arts: How Hackers Do What They Do and How to Protect against It、はそういった書籍だ。

ウィキペディアによると、black art に関する記述は:
*アフリカ人の子孫である者で芸術形式
*黒魔術
*ステージマジックで光学効果
*組版
*熟達したり記述しようとするうえで、謎が多かったり困難であるプロセス

The New Hacker's Dictionary にある、"a collection of arcane, unpublished, and (by implication) mostly ad-hoc techniques developed for a particular application or systems area"という定義をひもといても、本書を真の意味で言い表すことはできないだろう。

真実は、ハッキングというのは上記のいずれでもないということだ。どちらかといえば、それは神秘性からは程遠いプロセスであり、むしろ写実的なものでもある。それとともに、本書は、大がかりなハッキングツールのセットを実行するうえで必要になってくる情報を、読者が学びとれるように良い仕事をしてくれる。

Defense against the Black Artsは、Hacking Exposedに端を発するハッキング概論書の別ラインという位置づけだ。Hacking Exposedと同じように、本書は、ハッキングツールの使用方法、そしてその出力の意味を理解する方法、といった各プロセスを、読者とともに歩き回りながら案内していく。

Defense against the Black Artsの対象読者は、良い技術的なバックグラウンドを持っている方で、倫理的ハッキングにおけるナットとボルトのアプローチを求めている方だ。14章では、Windows上に重点を置いて、トピックの全体像を概観できるようになっている。

しかし、入門テキストを探している人には、あまり最良の選択とはいえない。本書の対象は、多少なりとも手持ち株のある読者だろう。一部の章は、いくぶん荒削りな文章であったり、より高度なハッキングツールや技法を用いたりするからだ。

4ページで、著者は、読者にBackTrack Linuxをダウンロードさせる。バックトラックは、デジタルフォレンジックとペネトレーションテストに的を絞った、Ubuntuのディストリビューションだ。バックトラックは現時点で5 R1がリリースされており、Ubuntuの10.04 LTSおよびLinuxカーネル2.6.39.4がベースになっている。バックトラックには、かなりの量のセキュリティツールとハッキングツールのプリロードされており、著者は本書を通じてリファレンスしていく。

BackTrackのインストール方法を示した後、第1章では、パスワードを知らなくても、Windowsにログインする方法を示している。大部分はKon-Bootツールという、Windowsカーネルの内容を変更できるようにして、管理者のパスワードをバイパスできるようにするツールに関するものだ。もっともKon-Bootのようなツールは、マシンに物理的にアクセスできるときにしか動作させられない。

第3章では、デジタルフォレンジックの詳細に迫る。そしてフォレンジックイメージングのための有名なツールの数々をハイライトしていく。トピックの概要は本書でもかなりつかめるが、決定的なテキストを求めているのであればDigital Evidence and Computer Crime: Forensic Science, Computers and the Internetをお読みになるほうがよいだろう。

第5章は、Webアプリケーションの侵入テストを扱う。著者らは、Webサイトのセキュリティ評価に使用する多数のツールについて記述する。そしてWebページやWebアプリケーションからのデータを操作しようとする企みに道筋をつける。

大規模なWebサイトが、そういったウェブ攻撃に対して脆弱だということは、信じ難いことかもしれない。、そういったサイトのほとんどは、すでに妥当性検証コ​​ントロールテストを介して、これらのエラーをチェックしているからだ。小規模ベンダーは、そこまで積極的でないこともあり、99ドルの商品が 0.99セントで販売されているのが見つかることもある。それと、この章では、開発者が、SQLインジェクションや、XSSなどのウェブ上のタイプの脆弱性をテストするときに使用できる数多くのツールについても詳述していく。

第8章は、ネットワークトラフィックのキャプチャについてだ。トラフィックの収集には、2つの観点がある。攻撃者にとっては、攻撃のため穴や通り道を見極めるときに使う程度だ。ネットワークの安全性を確保しようとする人にとって、ネットワークトラフィックを収集することは、ネットワーク攻撃を、識別、阻止、防御する練習になる。

第10章では、Metasploitの概要について簡単に説明している。Metasploitの包括的な概要をお探しの方には、Metasploit: The Penetration Tester's Guideは優れたリソースとなるだろう。この章は他の多くの章と同様に、ステップバイステップで詳細な手順を読者に示していく。画面の保存や、特定のツールを手動で使用する方法なども盛り込まれている。
第11章では、ペネトレーションテスター・ツールキットで使用できる攻撃ツールと防御ツールの大部分が、長いリストにまとめられている。

第12章では、どのようにソーシャルエンジニアリングが使用されうるのかが詳述されており、興味深い。著者は、Googleマップのようなパブリックドメインツールが、どのように使用されて攻撃に組み込まれるのかを示していく。

第13章 - Hack the Macs - は本書のなかでも短い章の一つであり、実際のところもう少し長くなってもよかっただろう。ペンテスターがますますMacを使用するようになってている理由の一つは、新しいMacがIntelプラットフォーム上で動作するということ、そしてWindowsとLinuxを走らせたりエミュレートしたりできることだ。Mac用のツールが増え、そして重要なMacの脆弱性が増えつつあることは、Macの利用と悪用が、将来的にますます増えてゆくことを意味する。

ちょうど先週、Mich Kabay博士は、Macintosh Malware Eruptsという論文において、Macに特化して設計されたマルウェアが増加していることを明らかにした。これは、2009年以降Macにたいするマルウェアがますます深刻になりつつあることに基づいている。この年というのは、アップルの製品がノートパソコンやワークステーション用よりもむしろ、特にタブレットや携帯電話においてその市場シェアを増加させた時期だ。

記事では、Mac OS XがWindowsよりも優れていると認識される理由の一つは、統合セキュリティを備えているように見えるためだ、と指摘している。しかし、たとえデザインが健全であったとしても、人々が安全だと思い込んで悪意のあるソフトウェアをダウンロードしてしまえば、オペレーティングシステムでは予防できない。そういうこともあり、アップルは、オペレーティングシステム内のセキュリティと脆弱性に集中する必要がある。

本書は、ワイヤレスハッキングについての約30ページで締めくくられる。この章では、Wi - Fi技術とその悪用されうる方法について、弱点のいくつかの概要を説明する。この章は、airmonツールに焦点を当てている。BackTrackに収録されているそのツールを使えば、ワイヤレスアダプタをモニタモードに設定して、ワイヤレスネットワークを通過するトラフィックすべてを表示させるようにできる。

総合的にみて、Defense against the Black Arts: How Hackers Do What They Do and How to Protect against Itは、このトピックに経験がある人で、専門知識を向上したいにとっては本当に良いリファレンスだ。
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